内省記:好かれたい心理
なにごとは圧倒的な成果をだして、評価を得たいと思う心理。
誰かになにかすごいと思われたい心理。
自分は誰かにとって重要な人間であり、人気があり、モテたい、と思う心理。
これこそは最も根深い心理のひとつである。
根深さは、どこにあるのか、根深さは、なんなのか。
人は、どうしてこんなに誰かに、それも大勢に、しかも社会的地位が高かったり、誰かから人気のある、モテる人間だったり、好かれたいのか。
そうなのだ。僕は、誰でもいいだれかに好かれたいわけではない。
誰でもいいから人気を得たいわけでもなく、誰でもいいからあなたの子どもがほしいと
懇願されたいわけではない。
社会的地位のあるものや、美人や、人気者、価値のあるとみんなに思われている者に好かれたいのだ。
そんな価値のあるとみんなが認める、希少性の高い人に好かれたいのだ。
誰からも見向きもされない、無能で醜い貧乏人に好かれたくなどない。
僕は、有能で美しい者に好かれたいのだ。
僕は無能な人間、醜い人間が嫌いで、それがどうしてなのか、と考える。
特に、勘違いしたブスや、性格のネジ曲がった非モテが嫌いだ。
僕は、素直な美人や、竹を割ったような性格の美男が好きだ。
だが僕は、そんな、無能で醜い人びとを軽蔑し、嫌悪している自分を、どこかで責めているのだが、これはどうしてなのだろう。
別に、漁師の呵責など、ちっとも感じなくてもよいのではないか。
影響力など、なにになる、などと思ったりもする。
ではまた。